海(うみ)からの恵(めぐ)みを受(う)けている気仙沼(けせんぬま)
気仙沼は、海から「海の幸(さち)」や「美しい自然」など、ゆたかな恵みを受けています。大自然は、時として『地震(じしん)や津波』などの災害をおこすことがありますが、人々は災害(さいがい)への用心(ようじん)とそなえをしながら、このまちで自然とともに生きてきました。
みなさんも、自然への感謝(かんしゃ)と用心(ようじん)を忘(わす)れず、災害の時に身を守ることができるよう、この『気仙沼津波フィールドミュージアムシステム』で学びましょう。
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準備(じゅんび)しておけば、被害(ひがい)を小さくできる
津波の多くは、海底(かいてい)でおきた地震(じしん)によって発生(はっせい)します。
地震は、にんげんの力では、ふせぐことができません。つまり、津波がおきることをふせぐこともできないわけです。
でも、いつ津波がきてもいいように準備(じゅんび)し、津波の被害(ひがい)を小さくすることはできるのです。
少しむずかしいですが、みんなは、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず(てきをしり、おのれをしれば、ひゃくせんあやうからず)」という言葉を知っていますか?
これは、むかしの中国の天才(てんさい)兵法家(へいほうか・・・せんそうのさくせんを考える人)「孫子(そんし)」という人の言葉です。「てき→津波」のことをよく知っていて、「おのれ→自分たちでできること、気仙沼のこと」をよく知っていれば、「百戦→なんど津波がきても」だいじょうぶだということです。
津波のこと、気仙沼のことをしっかりべんきょうしよう
「津波フィールドミュージアム」は、みんなに「津波」のことや、どうやって「津波」への準備をしておけばよいのかをまなんでもらうためのシステムです。また、自分たちのまわりの「津波」への準備のようすや過去(かこ)の被害(ひがい)を調べ、「津波」おきたとき、どうすればいいのかをかんがえ、発表(はっぴょう)するための地図(ちず)システムがあります。
先生やクラスのみんなといっしょに「津波」をべんきょうし、いつ「津波」がきてもだいじょうぶなように、家族(かぞく)にもおしえてあげましょう。